最近、お客様からお問い合わせいただきました
一部をご紹介したいと思います
A.”1日3回食後に服用すること”と指示されたお薬
朝食をとらない場合には
「1日2回の服用でいいのか?」それとも
「朝食はとらなくても朝は薬だけ飲んで、1日3回服用するのか?」
悩まれている方が多い現状です
”1日3回に分けて服用する”ということは
ひとつは、薬の効き目が途切れないようにする目的
もうひとつは、食事と薬の服用を関連付けることで薬の飲み忘れを防ぐ目的があり
たとえ 2食のライフスタイルの人でも 3回飲む必要があります
ただし,「食後」の服用が指示されている薬は
胃への刺激が強い場合があり、空っぽの胃に薬を入れると胃を荒らすことになりかねません
それを防ぐために、軽い物でも 少し食べてから服用することが望ましいです
バナナなどは栄養価も高く、手軽にとれるためお勧めします
それでも朝食が取れない方には、薬を飲む際にふだんよりも多めのお水で飲めば
胃を守るのに効果的です
なるべくなら規則正しく1日3食とることがベストですが
食後1日3回のお薬を 1日2食のライフスタイルの方が服用するときは
薬の胃や腸への刺激の強さを 薬剤師に相談・確認しておくのもよいでしょう
Q、「軟膏」と「クリーム」の違いは何ですか?
A 外用薬にも様々な種類がございます
軟膏・クリームのほか、液剤・ローション・ジェルなど
目的や、基材等で区別できます
【軟膏】 一般的には 油性ですので水をはじいてくれます
傷などある場合にも 刺激が少なく保護効果があるのも特徴です
【クリーム】 一般的には 水性のためよくのびます
患部が広範囲にわたる場合など 使いやすくべたつきもありません
【ローション・液剤】油性・水性とございます
塗布範囲が広く目立ちにくい為 頭皮等にも使いやすいです
【ジェル】液剤に高分子などをまぜ ジェル状にしたものです
大変のびやすく・目立ちにくいのが特徴
清涼感があるものも多くみられます
Q,放射線被ばくに「ビタミンC」がいいと聞きました
本当ですか?
A 国際的な軍事研究所などが抗酸化物質(ビタミンC等)の栄養素を適切に摂取することで
放射線被ばくの障害を防ぐとしています
また点滴療法研究会が、福島原発事故による放射線被ばくに関する公式声明を発表し
低濃度放射線被ばくによる健康被害を自ら防ぐために
ビタミンCを中心とする 抗酸化サプリメントの摂取を推進しております
又 ビタミンAやE、αリポ酸など 複数の抗酸化サプリメントを
一緒に摂取することも提唱されています
Q,「食間」とは食後どの位のことですか?
A 「食間」とは、一般的に "食事の約2時間後位" のことです
食後消化が進んだ時間帯を示します
定められた服用時間帯を守る事も お薬の効果を発揮させるためには大切なことです
以下、お薬を飲む時間についてまとめておきます
【食前前】食事のすぐ前
【食前】 食事の約30分くらい前
【食後】 食事の約30分後くらいまで
【食直後】 食事のすぐ後
【食間】 食事の約2時間後くらい
【就寝前】寝る30分前くらい
また「頓服薬」は症状に応じて一時的に使用するものです
お医者さんや薬剤師の説明に従って服用しましょう
Q,即効性のある下痢止めはないですか?!
A 「下痢を早く止めたい!!!」と
なによりも即効性を求めてご来店されるお客様がいらっしゃいます
たしかに、お仕事や学校への登校前などに体調をくずしてしまうと
トイレが気になってしまい落ち着かないものです。
ただ ”なるべくなら” はじめから 強い下痢止めを服用するのは避けて
まずは整腸剤を飲んで様子をみることをおすすめします
急性の下痢は、身体が有害な物質を排出しようとして
下痢の症状をおこしている可能性が含まれるからです
そんなときに 下痢止めを飲むことは
有害なものを身体にとどめてしまう結果になる ということ
かえって身体に負担をかけ 悪化させる場合があります
身体におこっている防衛反応を止めるのではなく
整腸剤を服用して、腸の働きを整えてあげることで
まずは様子をみて おさまりそうもない時に下痢止めを使いましょう
ただ、下痢が激しく 吐き気や発熱がある場合には
原因は何であれ、脱水を引き起こすので大変危険です
お医者さんで診てもらいましょう